































カトリックの葬儀の特徴
- 仏式の「弔い」とは異なり、故人が神のもとで永遠の命を得ることを祈る儀式です。
- 故人の魂の安息を祈る葬儀ミサと、故人に別れを告げる告別式は、別々に行われます。
- 故人が天に召されることは不幸なことではないという考え方から、参列者が遺族に「お悔やみ」を述べることはありません。代わりに「安らかな眠りをお祈りいたします」などの言葉をかけます。
葬儀の流れ(葬儀ミサ)
- 入堂式:参列者が起立し、聖歌を歌う中、神父とご遺族、棺が入堂します。
- 開式の辞:神父から開会の言葉があります。
- 言葉の典礼:聖書の朗読や、神父による説教が行われます。
- 感謝の典礼:聖体拝領が行われ、パンとワインを捧げます。
- 告別式:祭壇での祈り、献香、献花が行われます。献花は、花を受け取って祭壇に供え、一礼をして自分の席に戻るという流れです。
葬儀後の儀式
追悼ミサ:
仏式の法事・法要にあたる追悼ミサが、3日目、7日目、30日目などに執り行われます。
追悼の記念集会:
1年後、3年後などにも記念集会が行われることがあります。
服装と持ち物
服装:仏式と同じ黒の喪服(スーツやワンピース)を着用します。
アクセサリー:結婚指輪以外のアクセサリーは基本的に付けません。
数珠:数珠は使いません。
ベール:カトリック信者の女性は黒または白いベールを着用しますが、信者でない場合は不要です。
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